【ペーパーレス】コーヒーの淹れ方いろいろ!ドリップ、フレンチプレス、パーコレーターなど特徴、おすすめポイントは?
こんにちは。以前にペーパードリップコーヒーの美味しい淹れ方をご紹介したことがありましたが、今回はペーパーを使わずにコーヒーを淹れる方法をいくつかご紹介したいと思います。
ペーパーレスのメリットは、
- ペーパー代が節約できる!
- 「気がついたらなくなって困った~😓」なんて、よくある買い忘れ問題が起こらない。
- ごみが出ず、エコである!
などなど。地球にもお財布にも優しいですね🌎。
おなじみのドリップから、上質なコーヒーを淹れるのにおすすめのフレンチプレス、アウトドアに最適なパーコレーターなどなど、用途に応じて、楽しめるペーパーレスな淹れ方をご紹介していきます☕。
ドリップ
おなじみドリップコーヒーにも、ペーパーを使わない淹れ方があります。布やステンレスなどの紙を使わないドリッパーでろ過を行い、コーヒーを抽出してゆきます。
抽出の仕方で、同じコーヒーでも風味の違いがでるのが、面白い所です☕。
布(ネル)
ネルドリップは、「ネル」と呼ばれる布のフィルターを使って、コーヒーをいれるドリップ方法です。「ネル」は、「フランネル」の略で、柔らかく軽い毛織物のことです。「ネルシャツ」の「ネル」と同じものなので、あの風合いを想像してもらえればOK!
ネルドリップの特徴
ネルは、やや深めの袋状になっており、ペーパードリッパーのような壁がないのが特徴です。蒸らしの際に、 お湯を吸収したコーヒーの粉が、遮られることなく、どの方向にも自在に膨らむことができるため、コーヒーの旨味を存分に引き出すことができます。
注意ポイント
ネルドリップの味は、淹れる人の腕前にかなり左右されます。
熟練者には、ネルドリップをサーバーやカップに固定せずに手で持って淹れる人もいますが、様子を見ながらネル側を絶妙~に動かしつつ、お湯を丁度良く注いでゆく、という職人技を要します。両手を駆使して淹れる様は、まさにプロのなせる業✨。
上手に淹れるにはコツがいるので、満足できるコーヒーになるまでには、時間が掛かるかもしれません。が、誰もが最初は初心者! 会得すれば最高の味が待っています!
目指せ、ネルドリップマスター☕。
ネルドリップ紹介
コーヒー器具の有名どころ、ハリオのネルドリップ。ウッドネックがいい味出してますね。
ネルドリップは、ネルの管理が超大事です!!
使い捨てのペーパーフィルターと違い、洗って繰り返し使用できますが、だんだんコーヒーの脂肪分などが繊維に付着し、お湯の透過に時間がかかるようになってきたら、フィルターを交換しましょう。
こんな人におすすめ
ネルドリップは、ペーパードリップのように手軽ではありませんが、手間をかけて、自分なりのおいしいコーヒーを追求したい方におすすめです。こだわりの喫茶店の味をおうちで味わいたい方は、ぜひ挑戦してみてください。
金属(ステンレス)
ステンレス製の金属でできたフィルターを用いてコーヒーを淹れるドリップ方法です。
金属製のフィルターは、ドリッパーとフィルターを兼ねた円すい型の形状をしており、メッシュの細かさは商品によって異なります。
ステンレスドリップの特徴
ステンレス製なので、しっかりと水洗いできて錆びないので衛生的に使えます。 また、洗って何度も使えるため、ペーパーフィルターに比べて高価ですが、長期的に見ると経済的といえます。
ヨーグルトの水切りにも使えたりするという意外な使い道も!
注意ポイント
ドリッパーが目詰まりしないように、コーヒーを抽出したらすぐに粉を取り除いて洗うようにしましょう。フィルターさえ詰まらなければ、半永久的に使えます。
ステンレスドリップ紹介
二重構造のフィルター(ダブルメッシュ)でコーヒーの微粒子を通しません。ホルダーは熱くなりにくく、外せるので洗浄が簡単。食洗機にも対応。
チタンコーティングされたステンレス製のゴールドフィルター。おしゃれ!!
折りたためるのが特徴のステンレスフィルター 。
オフィス、旅先など、持ち運びに便利ですね。 忙しい朝やオフィスではカップに直接差し込んで使えます。
こんな人におすすめ
ネルドリップ程の技術は必要ありませんので、もう少し気軽にコーヒーを楽しみたい方におすすめです。
また、フィルターが詰まらなければ、買い替える必要もないので、いちいちフィルターを買うのが面倒な方にもおすすめです。
デザインは、金属製ということもあり、クール、無機質、スタイリッシュ、といった印象なので、使い続けるうえでそういった好みに合うかどうかも、大事かもしれません。
陶器(セラミック)
伝統的な有田焼の技術を活かして作られたセラミックのフィルターを使ったドリップ方法です。
数ミクロンの穴が無数にある多孔質セラミックで作られています。まさに伝統と最新技術の合わせ技ですね!
セラミックドリップの特徴
遠赤外線効果とセラミックスの力により、不純物を取り除くことができるため、雑味やえぐみを抑え、まろやかな味わいのコーヒーが楽しめます。
注意ポイント
陶器なので、割れたり傷つけたりしないように、取り扱いには注意しましょう。
洗う際は、洗剤やたわしを使わずに、水洗いして、しっかり乾かせば、衛生的に半永久的に使えます。
セラミックドリップ紹介
見た目も渋くて素敵なセラミックフィルター。どんなコーヒーもまろやかに!
こちらは、飾りたくなる富士山型🗻。
デザインといいカラーバリエーションといい、めっちゃ可愛いですね!!
なぜかハート形💛のフィルター受けが可愛い有田焼の円錐フィルター。
39有田の特許取得品です。
こんな人におすすめ
普段、わりとお安めのコーヒーを飲むことが多い、あまりコーヒーの質にこだわりがない、という方におすすめです。
雑味やえぐみが取り除かれるため、あまり質の高くないコーヒーでも、飲みやすくなります。
また、コーヒー以外にもお茶やお酒など🍵🍶🍷、どんな飲み物でもセラミックフィルターでろ過すると、味がまろやかに飲みやすくなるので、色々な飲み物に使用したい方や、優しくまろやかな飲み口が好みの方にもおすすめです。
水道水を注げば、水のカルキ臭や不純物を取り除き、浄水器の代わりにも使用できるという優れもの!
フレンチプレス
ドリップに続いてご紹介するのは、抽出器具とポットが一体化したようなフレンチプレスという圧縮式のコーヒーメーカーによる淹れ方です。
イタリアで生まれ、戦後、フランス・パリのカフェでよく使用されるようになり、「フレンチプレス」と呼ばれるようになりました。国によって、「コーヒープレス」、「プランジャー」、「カフェティエール」など、色々な呼び方で呼ばれています。
日本では紅茶用に発売されてブームになったので、コーヒーより紅茶のアイテムとしての印象が強いかもしれません。大体、コーヒーにも紅茶にも使えます。
淹れ方はとっても簡単👍。
フレンチプレスに、コーヒーとお湯を入れ、4分程置いたら、金属フィルターを押し沈めて注げぐだけ!
淹れ方はお手軽なのですが、味は本格的なカフェのコーヒーになります☕。
フレンチプレスの特徴
フレンチプレスで淹れると、コーヒー豆の油分など様々な成分がそのまま抽出されるため、本来の旨みと香りをまるごと味わえるのが特徴です。
注意ポイント
フレンチプレスで淹れる時は、かなり質の良いコーヒーを使う必要があります。
良くも悪くも、そのまんま抽出されてしまうため、雑味やえぐみがあると、それも取り除かれることなく、そのまま出てしまうのです。
そのため、フレンチプレスで淹れると、ドリップで淹れるよりもマズいコーヒーになってしまうこともあります😨。そういった場合、大体、コーヒーの方に問題があります。
ごまかしの効かない淹れ方なので、必ず鮮度と品質が高いコーヒーを使うようにしましょう!
カフェでも、フレンチプレスで淹れているのを見ると、「おっ、豆に自信があるんだなあ~」と思います。
フレンチプレス紹介
「良いデザインは高価であってはならない」というデザインポリシーのボダムのフレンチプレス。無駄な装飾を省いたシンプルなデザインです。
持ち運び可能なタンブラータイプ。
フレンチプレスメーカーと同じフィルターがついていて、外出先でも、簡単にこだわりコーヒーが淹れられる!
アフタヌーンティに使いたいような高級感のあるデザインが素敵なコーヒープレス&ティーサーバー。 ガラス容器に目盛が付いているのもいいですね。
こんな人におすすめ
本格的にコーヒーを味わいたい方、豆にこだわりのある方におすすめです。
コーヒーの持つ個性がすべてカップにあらわれる淹れ方なので、まるごと味わって大丈夫な豆を選びましょう。
パーコレーター
パーコレーターは、挽いたコーヒーと水を入れて直接火にかけて使う循環式コーヒー抽出器具です🔥。
一見ただのポットに見えるのですが、中にコーヒーを入れるバスケットがあり、ポットのお湯が沸騰したら、バスケットをセットして抽出します。
直火で熱くなったお湯が、蒸気圧によってパーコレーターの中心部にあるパイプから吸い上げられ噴出し、このお湯がコーヒーの粉に浸透することにより、コーヒーが抽出される仕組みです。この循環が繰り返されることで、コーヒー液が徐々に濃くなっていきます。
ふたの透明な部分から抽出液の濃さを確認することができるので、薄めから濃いめまで自分好みの味に調整することができます。
パーコレーターの特徴
パーコレータ―は、ドリッパーやフィルターを使わずに、コーヒーを抽出することができるのが魅力です。
コーヒーをセットして直火にかけるだけという手軽さや、一度にたくさんのコーヒーを淹れられる点から、アウトドアの愛好家に人気があります⛺。
お湯を沸かすためのケトルとしても使えることもあり、キャンプグッズとしてもおなじみのアイテムです。
野外で使われることが多いためか、強度のあるステンレス製のものがほとんどです。丈夫なので故障が少なく、洗浄も簡単です。
注意ポイント
見た目だけでコーヒーの濃さを判断するのは、最初は難しいかもしれません。慣れるまで何回か練習して、よきタイミングを見つけてみましょう。
失敗しても、アウトドアならば、それもまた楽しいでしょう! 試行錯誤を繰り返して納得のいく味を見つけてゆくのも、パーコレーターの楽しさですよ。
パーコレーター紹介
人気のキャンプ用品ブランド・コールマンのパーコレーター。6人分淹れられます。
家庭でも使用できる高級感のあるデザイン。
見た目がおしゃれケトルっぽいですが、二重のエナメルコーティングが施されていて傷つきにくいパーコレーター。
一度に14人分淹れられるので、大人数での使用におすすめ。
こんな人におすすめ
西部開拓時代のアメリカで普及したなんてエピソードからも、なんとなくワイルドっぽい感じがするパーコレーター。
ベランダキャンプなど、おうちや近場でのキャンプが人気の今、これからアウトドアを始めたい方におすすめの淹れ方です⛺。
手軽に淹れたてのコーヒーを味わえるパーコレーターは、外で楽しむちょっと贅沢な1杯に最適です。 外効果で、より美味しく感じられるはず!
最後に・・
ペーパーレスな淹れ方いろいろ、いかがでしたか?
それぞれにメリット、デメリットがありますが、自分のスタイルに合わせて選んでみてください。