【商売繁盛のご利益も♪ 】銭形平次からシュタゲまで!歴史とアニメの聖地・神田明神!
先日、お茶の水に用があったので、神田明神を参拝してきました!
神田明神とは?
正式名称は神田神社。
神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内・旧神田市場・築地魚市場など、東京都心の108の町の総氏神。
<江戸三大祭>また、<日本三大祭>のひとつである「神田祭」を行う神社としても知られています。
東京十社のひとつでもあります。
御祭神
一之宮 大己貴命 (おおなむちのみこと)
だいこく様。縁結びの神様。
二之宮 少彦名命 (すくなひこなのみこと)
えびす様。商売繁昌の神様。
三之宮 平将門命 (たいらのまさかどのみこと)
まさかど様。除災厄除の神様。
神田明神の歴史ダイジェスト
創建は、天平2年(730年)、大己貴命の子孫の出雲系氏族が、武蔵国豊島郡芝崎村(現在の東京都千代田区大手町・将門塚周辺)に大己貴命を祀ったのが始まりと伝えられています。
ということで、最初は、<だいこく様>を祀った神社だったのですね。
承平5年(935年)に平将門の乱を起こして敗死した平将門の首が京から持ち去られ、神田明神の近くに葬られると、周辺で天変地異が頻発Σ( ̄ロ ̄lll)、人々を恐れさせたため、供養が行われ、延慶2年(1309年)に主祭神としました。
<まさかど様>が祀られているのには、そういう事情があったのですね。
まさかど様に『勝負事の前にお参りするとご利益がある』と言われているそうです。
慶長5年(1600年)、天下分け目の関ヶ原の戦いが起こると、徳川家康が合戦に臨む際、戦勝の祈祷を行ない、9月15日、神田祭の日に見事に勝利し、天下統一を果たしました。
なんと、本当にご利益が!?凄いな\(◎o◎)/!
これ以降、神田祭は「天下祭」として大規模に執り行われます。
江戸幕府が開かれると、元和2年(1616年)に江戸城の表鬼門守護の場所にあたる現在の地に遷座し、「江戸総鎮守」として将軍から江戸庶民にいたるまで、江戸のすべてを守護してきました。
明治7年(1874年)、明治天皇が行幸するにあたって、朝敵・平将門が祀られているのは、あるまじきこととされて、祭神から外され、代わりに少彦名命が茨城県の大洗磯前神社から勧請されました。
ここで、<えびす様>である少彦名命が御祭神に加わるのですね。
神田明神は、商売繁昌のご利益✨も有名で、多くの経営者やビジネスマンが参拝するそうですよ。
大正12年(1923年)、関東大震災により江戸時代後期を代表する社殿が焼失してしまいましたが、昭和9年に当時としては画期的な鉄筋コンクリート、総朱漆塗の社殿が再建され、そのため、第二次世界大戦ではわずかな損傷で戦災を耐えぬきました。
ぐっじょぶ、鉄筋コンクリート👍👍ですね。
昭和59年(1984年)、別殿に遷された平将門神霊が、110年ぶりに本殿に戻りました。
よかったですね、まさかど様。
このように、1300年にもわたり、 江戸・東京を見守り続けた神田明神。
今なお、多くの人々に親しまれています。
アクセス
<JR>
中央線・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口より 徒歩5分
京浜東北線・山手線「秋葉原駅」電気街口より 徒歩7分
<東京メトロ>
丸ノ内線「御茶ノ水駅」1番口より 徒歩5分
千代田線「新御茶ノ水駅」B1出入口より 徒歩5分
銀座線「末広町駅」より 徒歩5分
日比谷線「秋葉原駅 」より 徒歩7分
神田明神なので、神田に近いかと思いきや、最寄は神田駅ではなく、御茶ノ水駅です。
秋葉原からも行きやすいですね。
神田明神を参拝しよう
鳥居⛩をくぐって、お参りしましょう。
朱色の鮮やかな隨神門。立派ですね~。
門の横に手水舎があります。
細かい細工が見事ですね。
昭和50年に昭和天皇御即位50年の記念事業として新たに再建されたそうです。
神田明神の提灯。
神田明神の由緒が書かれています。ふむふむ(・_・D 。
こちらが昭和9年に建てられたご社殿。
東京大空襲にも耐え抜いたという鉄筋コンクリート製神社。
でも、コンクリートを感じさせないですね。
神社として調和が取れているように感じます。
平成15年には、国登録有形文化財に指定されました。
正面を向いている珍しい狛犬。
お参りした後、御朱印も頂きました。
いつの間にかアニメの聖地になっている神田明神
ちょっと驚いたのが、アニメの幟やポスターなどがあり、アニメとコラボしたグッズやお守りの販売なんかもしていました!
さすがは秋葉原を氏子町とする神社!これも必然の流れなのかもしれません。
社会現象にもなったラブライブ!
なんでも、「ラブライブ!」というアニメに出てきたことがあるらしく、ファンの方が聖地として訪れることもあるみたいです。
ラブライブ、見たことはないのですが、名前は聞いたことがあります。
紅白に出たりもしていましたよね。
何年か前に流行っていたような気がしたのですが、今なお人気があるんですね~。
それとも、シーズン2的なものが続いていたりするのかな??
「廃校のピンチを救うためにアイドルを目指す!」というストーリーだけは知っていて、勝手に山奥の学校で奮闘する女の子たちを想像していたのですが、なんと東京が舞台だったんですね!
ドーナツ化現象ってやつでしょうか??切ないですね(T_T)。
伝説のアニメ・シュタインズ・ゲート
今現在は、アニメ「シュタインズ・ゲート」とコラボしている真っ最中。
<特別展 起源探訪のインターレスト~シュタインズ・ゲートと秋葉原の歴史展~>が開催されています。
「シュタインズ・ゲート」は見たことあるのです!これは、面白かった~(*^▽^*)。
主人公が過去にメールを送れるタイムマシン(その名も“電話レンジ(仮)”)を発明してしまい、ちょっとした実験を繰り返すうちに秋葉原の歴史が大きく変わってしまい、大切な人にも悲劇が訪れてしまう・・悲劇は回避できるのか!?という秋葉原を舞台にしたタイムリープものでした。
1話目はまったく意味不明なのですが、見続けていくと、最後まで先が見えない展開で、面白かったです!!
きれいに終わったと思っていたのですが、今、「シュタインズ・ゲート ゼロ」という新作が放送中なんですね~。
確かにスピンオフを作ろうと思えば、作れそうな内容でしたが。。
ちなみに、シーズン1のあとに続編の劇場版もあります。
総集編ではなく完全新作というところに、この作品の制作者さんの気合を感じます。
よく練られたストーリーで、アニメへの見方が変わった作品でした。
それにしても、神田明神、出てきたっけ??
神社自体は、登場人物の一人の実家として出てきていましたが、多分、神田明神は出てきていないと思うのですが、、舞台が秋葉原だからなのでしょう、きっと。
アニメとのコラボは、秋葉原を氏子町とする神社ならでは、だと思います。
元祖コラボ作・銭形平次
コラボと言えば、その元祖が、「銭形平次」といえるかもしれません。
野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」の主人公・岡っ引きの平次親分は、神田明神下御台所町に住んでおり、明神界隈を舞台に活躍していました。
小説の主人公ということで、銭形平次はもちろん架空の人物なのですが、なんと神田明神にはこの銭形平次の碑が建っています。
昭和45年に日本作家クラブが発起人となり建立したのだそうです。
歴史と伝統と文化、そして、現代のサブカルチャー、色々な見所があるのが神田明神の魅力かもしれませんね。