桜色のブログ

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【お土産にもおすすめ!】神田明神参道の老舗の甘酒屋さんが絶品すぎる!

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甘酒茶屋で一服しよう♪

神田明神に参拝した帰りに、参道にある甘酒屋さんに行きました。
こちらの『天野屋』さんは、創業・弘化3年(1846年)という老舗の甘酒茶屋。
江戸時代後期、ちょうど篤姫の頃の時代創業とは😲、歴史を感じます。

 

 天野屋さんの甘酒は、本当に美味しいんです(*^▽^*)!

一体、何が違うんだろう??いつも、不思議に思います。

クセがなくて、ほんのり甘くて、ホッとする味わいです(´▽`) 。

甘酒が好きで、わりと色々な甘酒を飲んでいるのですが、甘酒って材料はすごくシンプルなのに、結構、味に差が出るような気がします。。

ちなみに、甘酒には2種類あるってご存知ですか?

<米麹で作った甘酒>と、<酒粕で作った甘酒>の2つがあり、それぞれ味わいや効能が違うのです。 

  

突然ですが、甘酒講座!

米麹甘酒と酒粕甘酒の違いはこんな感じです。

米麹甘酒

【原材料】米と麹

【砂糖】入っていません

【アルコール】入っていません

【作り方】
米に麹を加えて発酵させて作ります。
発酵の過程で米のでん粉がブドウ糖に変わるので、砂糖を加えなくても自然な甘みがあります。

※ちなみに、よく「飲む点滴」と言われているのは、米麹の方です。  

 

酒粕甘酒

【原材料】酒粕

【砂糖】入っています

【アルコール】入っています

【作り方】
日本酒🍶をつくるときに出るしぼりカス・酒粕を水やお湯に溶いて作ります。
酒粕には甘みがないので、普通は砂糖を加えて飲みやすくします。

 ※酒粕は、原料の段階でアルコール度数が8%くらいあるので、未成年や妊婦さん、運転前の方などは注意が必要です。  

 

市販の甘酒は、お手頃価格な酒粕のものが多いです。

甘酒って独特のクセがちょっと苦手💦って話を聞きますが、それは酒粕の甘酒の方だと思います。

日本酒🍶のしぼりカスを原料にしているので、ちょっとクセがありますね。

苦手な方は、米麹の甘酒を試してみると、意外と飲めるかもしれません。

米麹と酒粕をブレンドした甘酒もあります。

ちなみに、天野屋さんの甘酒は、米麹甘酒です。

 

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お神輿が飾ってあるところが、神田明神のお膝元という感じ。
甘酒は、店内でも飲めますし、テイクアウトすることもできます。
テイクアウトの場合は、紙コップで渡され、確か50円くらい安かったと思います。
テイクアウトも人気で、店頭で飲んでいる人を結構見かけます。

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暖簾をくぐって、古き良き佇まいのお店の中へ。

昔ながらの建物が、いわゆる、おばあちゃんちに来たようなノスタルジーを感じさせます (´▽`) 。

お店の中は、こじんまりとしていて、木のテーブル席が数席あります。

昭和や大正など時代を感じるポスターや置物などが飾ってありますが、演出で当時を再現しているというより、本当に昔から置いてあるんだろうな、と思わせます。

箱庭のような小さなお庭も、風情があります。  

 

かき氷、始まってました!

着席すると麦茶を出してくれます。

さて、何を頼もうか?

あんみつや心太など、甘味屋さんによくあるメニューもありますが、天野屋さんといえば、なんといっても甘酒!

ホットとアイスがあり、注文すると一緒にもろみ味噌が付いてくるのが、ちょっとした嬉しいポイントです♪。

甘いものに、口直し的しょっぱいものを添えてくれる心遣い、いいですね👍。

「冷やし甘酒にしようかな~。」とメニューを見ていると、なんと、かき氷が始まっているじゃあありませんか🍧🍧。

これは、かき氷一択!!

というわけで、かき氷の甘酒味、氷甘酒(500円)を注文します!

料金は先払いです。

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かき氷の時期になると必ず頼んでしまう一品、「氷甘酒」

この天野屋さん、かき氷を美味しく食べるにはうってつけのお店なんです!

なぜなら、店内にクーラーがないから!!

今時珍しいですが、どこか懐かしさを感じさせる店内では、扇風機が回り、風鈴がリーン🎐と鳴っています。

これぞ、~THE・古き良き、日本の夏☀~という感じ。

いかに外が猛暑でも、絶好のかき氷日和でも、ひとたびお店に入れば冷房ガンガンで、かき氷気分がすっかりしぼんでしまったり😓、食べたら寒くなってしまったり😓。

・・なんてことが結構あるのです(>_<)。

でも、かき氷って、「暑い時」が「食べたい時」!

暑い中で食べるのが、一番美味しいと思うのです!!

そんなわけで、凍えずに、ちょうどよく、かき氷を食べられる天野屋さんは貴重な存在なのです。

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氷甘酒は、器の下の部分に甘酒が入っています。

氷を崩しながら、甘酒と一緒に頂きます。夏にぴったりの組み合わせ。

ひんやり、美味しい~(*^▽^*)。

しかし、冷房がかかっていないので、あっという間に氷が溶けます😅。

最後は、すっかり液体状のみぞれ甘酒になっていますが、それもまた美味しいです。

かき氷を食べるのにはおすすめの環境ですが、以前にクリームあんみつを頼んだ時には、あっという間にアイスが溶けてしまい、汗だくであんみつを食べることに💦。

それ以来、夏はかき氷🍧にしています。 

甘酒は、冬の飲み物のイメージがありますが、もともとは夏の飲み物で、江戸時代には、夏バテ予防のため、栄養ドリンク的に飲まれていたそうです。

夏になると甘酒売りが「甘酒〜甘酒〜♪」とうたいながら甘酒を売り歩いていたとか。

そのせいか、俳句では甘酒は夏の季語になっています。 

喫茶の隣はお土産屋さんになっていて、甘酒などを販売しています。

甘酒はもちろんですが、葛餅や、わらび餅も、相当美味しいのでおすすめです!

時々、おまけに飴ちゃんをつけてもらえます(笑)。