桜色のブログ

コーヒーと旅とおいしいもの、ときどき本を徒然なるままに

【偉大なる、しゅららぼん】全然滋賀に興味がなかった筆者を琵琶湖に導いた奇想天外ファンタジーについて語りたい!

f:id:sakurairo270:20191024165023j:plain

こんにちは。先日、琵琶湖に行ってきました!

日本最大の湖として誰もが知っている超有名な湖なわけですが、それ以外のことはよく知らない・・、行ってみたいと思ったことなぞない・・。

そんな筆者が、なぜ突如として「琵琶湖に行いたい!そうだ、琵琶湖に行こう!」となったかといいますと・・、それは、1冊の本がきっかけでした。

それは、、万城目学さんの『偉大なる、しゅららぼん』

この本の舞台が琵琶湖なのですよ!!

『偉大なる、しゅららぼん』は、琵琶湖から力を授かった一族が繰り広げる荒唐無稽な青春ファンタジー小説です。

万城目さんの作品は、京都しかり、奈良しかり、大阪しかり、その土地の持つ魅力が本当に伝わってくるんです! そして、実際に行って空気を体感したくなっちゃうんですよ!

そんなわけで、それまで全然興味がない、それ以前にまったく知りもしなかった滋賀に実際に行ってみたくなり、記事にもしてみた次第です。

我ながら、影響されすぎ(笑)。

でも実際、京都が好きになったのも、万城目学さんと森見登美彦さんの影響が大きいんですよね~。

 『偉大なる、しゅららぼん』は、映画化もされたヒット作なので知っている方も多いかもしれませんが、個人的には本を押したいです!!

なぜなら原作至上主義者なので(なんだそれ💦)、基本的に本で出版されたものは本の形が一番面白いと思っているのです。

あ、でも『鹿男あをによし』のドラマは面白かったですよ。

イケメンなはずの玉木宏さんが本当に鹿顔🦌に見えてくる不思議な感じといい、役者さん達の絶妙なやり取りといい、映像ならではの面白さがありました。

特に鹿激走🦌💨のエンディングテーマが好きでしたね。(言ってること違う。。💦)

鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版

鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版

  • 出版社/メーカー: フジテレビジョン
  • 発売日: 2008/07/16
  • メディア: DVD
 
鹿男あをによし オリジナルサウンドトラック

鹿男あをによし オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: TVサントラ,佐橋俊彦
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: CD
 

そんなわけで、奈良にも行ってみたいと思っています。(やっぱり影響されている。。)

 

偉大なる、しゅららぼん / 万城目 学

万城目ワールド全開! 奇想天外なファンタジー

<ストーリー勝手に紹介>

 高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出 涼介。

本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう“ ナチュラルボーン殿様 ” な従弟の淡十郎に振り回されながら、同じ赤い制服を着て、渡し船で登校する日々が始まります。

さらに、同じクラスの棗 広海には入学初日に突然殴りつけられます。

実は、日出家と棗家は、ともに琵琶湖から特殊な力を授かった一族。

1000年にもわたり対立してきた日出家と棗家の跡継ぎが同じクラスに!

そんな中、強力な力を持つ速瀬校長が、突然、日出家と棗家に石走から出ていくよう要求してきます。

迫る存亡の危機を力を合わせて斥けられるのか!?

奇想天外な設定で、本当によく思いつくなあ😲と思います。 

いわゆる超能力ものなのですが、対立する両家の人間は、相手が力を使っていると耐えられないような音に襲われ、動けなくなる、ゆえに犬猿の仲なんですね。

超能力が使えるってカッコよく描かれがちだと思いますが、ユーモラスでちょっと間抜けな感じがあるところが万城目ワールド!って感じです。

しゅららぼんという独特の擬音、古からある雄大な琵琶湖の存在感、クセが強くて憎めないキャラクター達の人間模様、などなど、好きな人にはたまらない魅力があふれています!

語り手の独特な一人称も好きですね~。

ストーリーも、もちろん面白いのですが、文章で世界観がこんなに表せるということがすごいと思います。文を読んでいるだけで面白いですから。プロの文筆家の想像力とか文章力って計り知れないな~。

どんでん返しもあり、最後まで目が離せないTHE・エンターテイメント!!

壮大なホラ話をお楽しみに!!

 

あ、一応映画も紹介しておきます。濱田岳さん、岡田将生さんの主演です。キャスト豪華ですね~。興味のある方は見てみてください。

偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん

 

琵琶湖ってそんなに古くからある湖だったんだ~ということをこの小説で知りました。またぜひ、行ってみたいと思います!!