【絵本からミステリーまで】クリスマスに読みたい!おすすめ本・厳選10冊🎄
こんにちは。もういくつ寝るとクリスマス~🎄。
今年はおうちでクリスマスを過ごす方も多いことでしょう。家で静かに読書しながらクリスマスというのもよいのではないでしょうか。
そんなわけで、この時期に読みたいおすすめのクリスマス本・厳選10冊をご紹介したいと思います!
さむがりやのサンタ / レイモンド・ブリッグズ
「やれやれまたクリスマスか! 」
面倒くさそうに目を覚ましたのは、サンタクロース。寒さに愚痴をいい、煙突に文句をいいながら町の子どもたちにプレゼントを配ります。
南の島に憧れながら、一日の仕事をおえると、お風呂にはいり、ビールを一杯飲んで、ごちそうを楽しみます。トナカイたちにおいしいえさをあげることも忘れていません。
皮肉屋だけど実はやさしい、人間味あふれるサンタクロースを描いたクリスマスにぴったりの絵本です。
サンタさんのクリスマスの一日を描いた絵本です。まるで漫画みたいにコマ割りされていて、細かいディティールまで楽しめます。
この絵本のサンタさんは、いわゆる聖人のサンタクロースという感じではなく、寒がりだったり、皮肉屋だったり、仕事後の一杯を楽しみにしていたりと、サンタクロースをやっているけど、人間臭い普通のおじいさんです🎅。
子供の頃この絵本を読んで、仕事の後に寛いで一服するシーンが大好きでした。
自分はプレゼントもらう側ではなく、サンタさんに弟子入りして配るの手伝いたかったです🎁。
実は幼稚園の頃、サンタさんに「えほんよみました」と手紙を書き、イブの夜こたつの上に置いておいたことがありました。
が、、翌朝こたつのふとんを滑り落ちて墜落している無残な姿を発見・・😥。
届かなかったー Σ( ̄ロ ̄lll) という残念な思い出が。。
「机の上は片づけておいた方がいい・・」そんな教訓を学んだ切ないクリスマスの朝でありました。。
サンタのなつやすみ / レーモンド・ブリッグズ
サンタ=クリスマスですが、他の季節にはいったい何をしているの?そんな素朴な疑問に答えるのが本書。
サンタだって、バカンスに行くのです。パリの街角を歩いて、プールサイドで寝そべって・・・。
見てください、この海パン姿を!サンタって、案外間が抜けていて、ユーモラスなのです。
『さむがりやのサンタ』が気に入ったらぜひこちらも!オフ・シーズンのサンタさんに会えますよ🎅。
夏休み、フランスへ出かけたサンタさん。そりをキャンピングカーに改造したり、フランス料理やおしゃれを楽しんだり、サンタさんの夏休みの過し方をユーモアたっぷりに描いています。
クリスマス・キャロル / チャールズ・ディケンズ
ケチで冷酷で人間嫌いスクルージ老人は、クリスマス・イブの夜、かつて相棒だった老マーレイの亡霊と対面します。彼の予言どおりに翌日から第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問することになり―。
炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人々や、自分の将来の姿を見せられて、さすがのスクルージも心を入れかえ…。
文豪が贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント。
文豪チャールズ・ディケンズの名を世界的なものにした不朽の名作。クリスマスの文学作品として一番に思い浮かぶ作品といっても過言ではないでしょう。
ディズニーの映画にもなっている超有名作ですが、一度本で読んでみてはいかがでしょう。ちなみに日本語訳は朝ドラ『花子とアン』のヒロインのモデルになった村岡花子さんです。
お金しか信じない老人の凝り固まった心が解けてゆく様に心あたたまる作品です。
34丁目の奇跡 / ヴァレンタイン・デイヴィス
ニューヨークシティー、マンハッタン34丁目にあるメイシー百貨店。おもちゃ売り場のサンタクロースとして、一人の老人が雇われた。彼の名はクリス・クリングル。その風貌はサンタそっくりだった。聖なる夜の心あたたまる物語。
自称・サンタのクリスをめぐり、ついに「本当にサンタクロースなのか?」という前代未聞の裁判が開かれることになってしまいます!果たして裁判の結果はいかに?
裁判になってしまうところが、いかにもアメリカっぽいですよね。
果たしてサンタクロースはいるのか? 34丁目には、一体どんな奇跡が訪れるのでしょう。
温かいお茶を片手に読みたいこの季節にピッタリの作品です。
何度か映像化されていて映画もおすすめです。
クリスマスを探偵と / 伊坂 幸太郎
「探偵さん、その話、よければ僕に話してくれませんか?」
舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男とは…?
心温まる聖夜の奇跡。伊坂作品のエッセンスすべてが凝縮された、心温まる物語。かつての子どもたちへ、これからの大人たちへ。
伊坂 幸太郎先生が学生時代に書いた習作を加筆修正した作品ということですが、やっぱり伊坂ワールド!らしさが垣間見えます。
サンタクロースをミステリータッチで探っていく探偵の物語はまさに現代のおとぎ話。クリスマスの不思議な空気を感じられる作品です🎄。
ポアロのクリスマス / アガサ・クリスティ
聖夜に惨劇は起きた!
一族が再会した富豪の屋敷で、偏屈な老当主リーの血みどろの死体が発見される。部屋のドアは中から施錠され、窓も閉ざされているのに、犯人はどうやって侵入したのか?
休暇返上で捜査にあたるポアロは被害者の性格に事件の鍵が隠されていると考えるが…クリスマス的趣向に満ちた注目作。
ミステリーの女王・アガサクリスティーは、クリスマス時期に本を刊行していたことから出版社は「クリスマスにはクリスティーを」というキャンペーンを行っていたそう。もしその時代のイギリス人だったらめっちゃ楽しみにしていたんだろうなあ~。
そんなわけで、クリスマスにクリスティはいかがでしょう🎄。
12月22日から28日のクリスマスを挟んだ7日間に大富豪の邸宅で起こった殺人事件にポアロが挑みます。
密室殺人、怪しすぎる人々、さらにダイヤモンドの盗難まで、ミステリー心をくすぐる作品です。意外な犯人、あなたはわかりますか?
クリスマス・プディングの冒険 / アガサ・クリスティ
英国の楽しい古風なクリスマス。そんな時でもポアロは推理にあけくれていた。外国の王子がある女性によって由緒あるルビーを奪われたので、それを見つけ出してほしいというのだ。女性が潜む屋敷へと赴いたポアロは探偵活動を開始する。
表題作をはじめ、短篇の名手クリスティーによる短篇のフルコースを召し上がれ。
こちらはクリスティの短編集でポワロ物5作とマープル物1作が収録されています。
表題作の『クリスマス・プディングの冒険』は、珍しく殺人事件が起きません。
カントリーハウス、ツリー、ヤドリギ、七面鳥、クリスマス・プディング、などなど、古き良き英国のクリスマスが感じられる作品です。憧れますね~。
でもクリスマス・プディングって美味しいんだろうか❓❓
イギリスの料理ってあまり美味しくなさそうなイメージがなんですが、クリスティの作品に出てくる料理は結構美味しそうに感じます。ポアロが食通だからかな?
そういえば、海外の作品によく出てくるクリスマスに七面鳥を食べるシーンに憧れて、ネットで七面鳥をお取り寄せしたことがありました。が、なんと解凍に時間が掛かりまくって結局クリスマスに間に合わなかったという・・😥。
肉なしヘルシークリスマスになりますた。。そしてクリスマスの2日後くらいに謎に七面鳥を食べたという🍗。。
クリスマスのフロスト / R.D.ウィングフィールド
ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小さまざまな難問が持ちあがる。
日曜学校からの帰途、突然姿を消した少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けようとする謎の人物。
続発する難事件を前に、不屈の仕事中毒にして下品きわまる名物警部のフロストが一大奮闘を繰り広げる。構成抜群、不敵な笑い横溢するシリーズ第1弾!
クリスマスだろうと警察は休めない!イギリスの地方警察を舞台にワーカーホリック気味のフロスト警部が毎日毎日これでもかと事件に遭遇します。
少女の行方不明に銀行の扉破壊、自称魔女が交霊術で死体がある場所を言い当てたり、警部の机からはたびたび小銭が紛失したり・・といった大小さまざまな事件が、一見関係なさそうでいて次第に絡み合っていきます。
本作の主人公フロスト警部はだらしなくドジで上司の言うことも聞かず、しょっちゅう遅刻したり会議を忘れたりするダメおじさん。
大抵こういう風体の主人公は、実は有能で最後にはビシッと犯人を挙げるものですが、このフロスト警部はそういうわけでもないんですね。かといって全然無能というわけでもなくて直感と正義感でいい線をついたり、でも微妙にずれていたりと、なんだか悲哀に満ちて人間臭い人物です。
署内の同僚たちもみな個性的で、ドラマになっていそうな作品だと思いました。実際、イギリスでは連続ドラマになっていたそうですよ。
万能鑑定士Qの事件簿VII / 松岡 圭祐
マルサにも解けない謎、<逆錬金術>の真相を解明せよ!
純金が無価値の合金に変わってしまう!? 不思議な事件を追って、凜田莉子は有名ファッション誌のカリスマ編集長に接近する。相次ぐ事件を解決に導くが、最大の謎が行く手を塞ぐ。書き下ろし「Qシリーズ」第7弾!
鑑定士・凜田莉子が活躍する人が死なないミステリーシリーズの7作目。シリーズ物ですが、一冊で完結しているので途中から読んでも面白いと思います。
本作はクリスマスの時期に雑誌社に潜入した莉子が、宝石の紛失やカリスマ編集長の脱税疑惑、逆錬金術の謎に迫ってゆきます。
編集長は『プラダを着た悪魔』をモデルにしたのかな~。この作者さんの作品は実際にあった事件や人物が題材になっていることも結構あるのであの話だな~って感じになりますね。
一般人なのにマルサに頼まれて潜入捜査していたり、自営業なのに長期間お店を閉めていたりとか、ツッコミどころはちょこちょこあるのですが、全体的には面白いシリーズなのでおすすめです!
太陽の塔 / 森見 登美彦
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!
クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
クリスマスのキラキラ感✨が苦手な方には本作をおすすめ。
「研究」と称して自分を振った女の子の後をつけ回す京大5回生の森本氏。男臭い妄想の世界にどっぷりとつかった彼は、カップルを憎悪する女っ気のない友人たちとクリスマス打倒を目指しておかしな計画を立てー。
クリスマスを憎む主人公たちの妄想がトンデモナイです。やっていることは、めちゃくちゃなわけですが、ずれすぎた論理を納得させてくる筆力や凄し!!
太陽の塔は映像でしか見たことないのですが、実際に見るとそんなに感動するものなのか~。ちょっと行ってみたくなりました。
『四畳半神話大系』などの森見作品が好きな方は原点たる本作を読んでみてください。
そこまでの負の妄想にはちょっとついて行けんという方は『夜は短し歩けよ乙女』や『有頂天家族』がおすすめです! 負のエネルギー成分がライトになっていて読みやすいですし、なんといっても面白いです!
あれ?クリスマス関係なくなってるな。。
以上、この季節に読みたい!クリスマス本・厳選10冊でした🎄。冬の夜長にぜひどうぞ。