桜色のブログ

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【都電好きも必見!飛鳥山公園】京浜東北の線路沿いは紫陽花天国だった☆彡

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東京あじさい巡り、今回はJR王子駅の線路沿いに咲く紫陽花を見に行ってきました!

京浜東北線に乗って揺られていたある日、ふと車窓から紫陽花の森のような風景が見えて「あそこ、なんだろう!?」とずーっと気になっていたのです。

調べてみると、飛鳥山公園という北区で有名な公園だったんですね!

というわけで、さっそく王子駅で降りてみました!!    

 

   

アクセス

JR京浜東北線「王子駅」中央口か南口すぐ
都電荒川線「飛鳥山」「王子駅前」すぐ
北区コミュニティバス【Kバス】王子・駒込ルート[8][20]飛鳥山公園すぐ

 

 

飛鳥山公園とは?

約300年前、八代将軍徳川吉宗が「享保の改革」の施策のひとつとして、江戸っ子たちの行楽の地とするため、飛鳥山を桜の名所にしたのがはじまりです。

明治6年、上野・芝・浅草・深川とともに日本最初の公園に指定されました。

ソメイヨシノ、サトザクラなど約600本が園内に植えられており、現在でも桜の名所として知られているほか、つつじは約10種・15,000株、紫陽花は約1,300株が植えられており、四季折々の花が楽しめます。 

まさか徳川吉宗が関係していたとは😲。

昔、歴史で習った享保の改革を初めて身近に感じました!

吉宗さん凄いな!  

 

 

飛鳥山公園を散策

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王子駅から降りて、陸橋を渡り、飛鳥山公園へ。

飛鳥山という名の通り、小高い丘の上に公園がありました。

あすかパークレールというかわいいモノレールもあり、無料で乗ることができます。

公園内には、大きな遊具や裸足で遊べる噴水などがあり、お子さんが喜びそう!

線路沿いで公園から電車が見える上、実際に使われていた都電荒川や蒸気機関車の車両などもあるので、電車好きにはたまらない公園かもしれません。 

 

 渋沢栄一ゆかりの大正建築

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なにやら渋い建物を発見!

こちら、「青淵文庫」という建物で、なんと国の重要文化財でした!

かつて飛鳥山には、かの渋沢栄一氏の住んでいた邸宅がありました。

「青淵文庫」は文庫という名の通り、渋沢氏の書庫だったそうです。

個人で書庫用に建物を建てるって凄いですね! 自分用図書館みたいな感じ??

本好きの夢を体現したみたいな建物ですよね~!!

 

渋沢栄一といえば、日本資本主義の父とまで呼ばれた超大物実業家!
NHKの朝ドラ「あさが来た」にも銀行の神様として登場していましたね。 

現在の東京証券取引所、みずほ銀行、JR東日本、キリンビール、帝国ホテルなどなど、日本人なら一度は絶対に聞いたことがある有名かつ多種多様な企業の設立・経営に関わったという凄いお方。その数、500以上!と言われています。

もはや関わっていない業種がないのでは??というくらいのオールラウンダーっぷりにはびっくり😲です!

何が凄いって、これだけの大成功をおさめながら、同時代の三井・三菱のように財閥を作って富を独占しようとしなかったんですね! 私利私欲を追わず、公益を図ることを貫いたというのですから・・。かっこよすぎですね☆彡。

 

 そんな数々の企業の設立に尽力した渋沢栄一ですが、そのうちの一つ、王子製紙の工場を眼下に見守ることができるここ飛鳥山に、邸を構えました。

世田谷とか青山ではなく王子に邸宅を作ったことに勝手に親しみを覚えます(´▽`) 。

しかし、戦時中の空襲で渋沢邸はほとんどが失われてしまい、現在は奇跡的に消失を免れた青淵文庫晩香廬が残っています。

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こちらが晩香廬。大正建築が素敵ですね~。

大正6年に渋沢栄一の77歳、喜寿を祝って贈られた洋風茶室です。

渋沢邸に訪れた方々をもてなすために利用されました。

この建物も、国の指定重要文化財になっています。  

 

 園内には渋沢史料館もあり、渋沢栄一の生涯や多方面にわたる偉業を詳しく学べますよ。

入場券は300円。この券で青淵文庫と晩香廬の中に入って見学することもできます。 

 

飛鳥山公園の個性的な博物館に行ってみよう

実は、飛鳥山公園には渋沢史料館の他にも博物館があります。

ひとつは、北区飛鳥山博物館>

その名の通り、北区のことがなんでもわかる!
歴史・自然・文化など、地域の郷土風土博物館です。

 

もうひとつは、紙の博物館>

和紙、洋紙を問わず古今東西の紙に関する資料を幅広く展示する世界有数の紙専門のユニークな博物館です。

毎週土・日曜日に行われる「紙すき教室」など、紙を素材にしたバラエティ豊かなイベントも行っており、大変人気があるとか。  

 

 

飛鳥山3つの博物館は、各館300円で入れますが、3館共通券は720円と、20%お得に!

3ヶ月間有効なので、おすすめです!

 

線路沿いに咲く紫陽花を見に行こう

 いや~、飛鳥山公園、見所がたくさんある公園ですね!

散策のしがいがあります!・・が、肝心の紫陽花が見当たりません!

もしや、園内には咲いていない疑惑 Σ( ̄ロ ̄lll)。

というわけで、下ってみます。

すると、見えてきましたよ、紫陽花が。

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やはり、紫陽花が咲いているのは、公園の外側、電車から見えていた線路沿いの所のようです。紫陽花の道になっていました!

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すごいですね!!1本道にずら~っと紫陽花が咲き乱れていました。

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こんな感じの道が続きます。
「飛鳥の小径」と呼ばれている小径で、約350メートルに渡り、紫陽花が植えられています。

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ここから、飛鳥山公園紫陽花コレクション☆彡
薄紫色がきれいですね♪

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何色と言えばよいのでしょう?
ブルーとピンクが微妙に混じったような絶妙な色合い。

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菫のような落ち着いた薄紫色。

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これまた、あまり見たことのない不思議な紫陽花。
お洒落なグラデーションですね!

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上の紫陽花と色違いのようなお洒落なグラデーション紫陽花。
ハイセンスなフラワーアレンジメントに入っていそう。

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ハーフ&ハーフ!?
色が半分ずつにきれいに分かれています!面白いなあ。

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飛鳥山公園は、色々な色の紫陽花があって、多くの方が写真を撮っていました。

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フェンスの向こうは線路です。
うまくいけば、電車と紫陽花のツーショットを写真に収められるかも?

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約1300株もの紫陽花、とても見ごたえのある小径でした!
桜とつつじも有名なようなので、ぜひまた来たいと思います!