【日牟礼八幡宮】商売繫盛や出世にご利益!近江商人の氏神様を参拝しよう!
こんにちは。八幡堀の水郷めぐりを楽しんだあとは、近くにある日牟礼八幡宮の参拝に行きました。
古くは、近江商人から篤く信仰されていたという日牟礼八幡宮。
商売繫盛や出世など、商売人に嬉しいご利益があるそうです。
日牟礼八幡宮とは?
滋賀県近江八幡市、八幡山のふもとにある神社。
境内地は、八幡伝統的建造物群保存地区となっています。
三月の「左義長祭」と四月の「八幡祭」の二大火祭は、毎年盛大に執り行われており、1992年(平成4年)、国選択無形民俗文化財に選定されました。
御祭神
誉田別尊(ほむだわけのみこと)
人皇第十五代應神天皇の御神霊
息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)
應神天皇の母・攝政の宮として統治された神功皇后の御神霊
比売神(ひめかみ)
田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫神(たぎつひめのみこと)、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)の御神霊。この三姫神は玉依姫とも称されます。
日牟礼八幡宮の歴史ダイジェスト
131年、成務天皇が高穴穂の宮に即位の折に、大嶋大神を祀ったのが日牟礼社の始まりと伝えられています。だいぶ昔の話ですね~。
これが、現在の「大嶋神社奥津嶋神社」または「境内社の大嶋神社」です。
275年、応神天皇が大嶋神社奥津嶋神社から還幸の時、社の近辺に休憩のための御座所が設けられ、のちに、その仮屋跡で日輪の形を2つ見るという不思議現象が起こりました😲。
そこに祠を建て「日群之社八幡宮」と名付けました。
691年、藤原不比等が参拝した際に、こんな和歌を詠みました。
『天降りの 神の誕生の八幡かも ひむれの杜に なびく白雲』
この和歌にちなんで「比牟禮社」と、社名が改められました。
991年(正暦2年)、一条天皇の勅願により、八幡山上に社を建立し、宇佐八幡宮を勧請して、上の八幡宮を祀り、1005年(寛弘2年)、遥拝社を山麓(現在の社殿がある場所)に建立し、下の社と名付けました。
1585年(天正13年)に豊臣秀次が八幡山城を築城するため、上の八幡宮を下の社に合祀し、ひとつの社になりました。
その後、秀次が自害したことにより八幡山城は廃城となりましたが、城下町は近江商人の町として発展し、比牟禮社は近江商人の信仰を集めました。
1699年(昭和41)年、神社本庁別表神社に加列し、神社名を「日牟禮八幡宮」と改めました。
日牟禮八幡宮を参拝
観光案内所になっている「白雲館」の目の前に日牟礼八幡宮の鳥居があります。
白雲館は、1877年(明治10年)に建設された学校建築物です。
レトロでお洒落な学校だなあ~。
さあ、木造の立派な鳥居をくぐって参拝しましょう。
能舞台がありました。趣がありますね。
おお~、立派な楼門です。
本殿です。なんだか写真がいい感じに輝いていますね✨。
全国各地へ飛び立っていく近江商人たちが、出立前や帰郷時に必ずこちらでお参りをしていたのだそうです。地域の氏神様ですね。
どっしりとした入母屋造の拝殿。重厚感がありますね。
近江商人の 「三方良し」の心得は、現在まで受け継がれる大切な精神ですから、商売をされている方は一度お参りに行った方がいいかもしれませんね。