【最高のコーヒーの称号】“COE” カップ・オブ・エクセレンスってどんなコーヒー?
カップ・オブ・エクセレンスとは?
憧れの高級コーヒー第四弾!
皆様『カップ・オブ・エクセレンス』って聞いたことがあるでしょうか??
“Cup of Excellence” 略して“COE”と呼ばれます
最高のコーヒーという意味ですが、この『カップ・オブ・エクセレンス』、単なるキャッチコピーというわけではなく、実際に最高のコーヒーを決める大会で最高のコーヒーに認定された豆だけが名乗ることができるすごい称号なのです。
美味しいコーヒー豆を決める品評会は色々ありますが、その中でもこの『カップ・オブ・エクセレンス』は最も有名で、注目度が高いですね。
大会を運営しているのは、“Alliance for Coffee Excellence”(ACE)というNPO法人で、主に中南米やアフリカの生産国ごとに開催され、その年に収穫されたコーヒーの中から最高の豆が選ばれます。
どうやって選ばれるの?
どのように決めるかというと、三段階の審査が行われます。
第一選考
まず出品されたコーヒー豆がふるいにかけられます。スペシャルティコーヒーの最低基準を満たしているか確認されるというもので、足切り審査的な感じですね。
第二選考
国内予選にあたる第二選考では、各国の国内審査員によるカップテストが行われます。カップテスト(カッピング)というのは、いくつかの項目でコーヒーを評価し、採点するものです。
最終選考
3日間かけて大会が開かれ24人の国際審査員による審査が行われます。国際審査員は、日本を含むコーヒー消費国側と、生産国側の両方から選ばれたコーヒーのスペシャリスト達です。
最終選考のカッピングで平均点が85点以上になると『カップ・オブ・エクセレンス』入賞となります。さらに平均点が90点を越えると『プレジデンシャル・アワード』と呼ばれるさらに大きな賞を受賞できます。
受賞すると、すごいことに!!
入賞したコーヒーはオンラインサイトで情報が公開され、全世界同時インターネット・オークションにかけられます。
そして各国のバイヤーが入札し落札するわけですが、このオークションの値段は相場と比べて、相当に高額になる傾向にあります。だからCOEの豆はお高いんですね~。
ちなみに落札金額のほとんどは生産者に直接渡るシステムになっています。
そう、『カップ・オブ・エクセレンス』はコーヒー豆の生産者にとって、自分たちの豆が一夜にして世界から注目される、一大チャンスなわけです。
COE入賞は、コーヒー界のシンデレラストーリーといえるかもしれません🏰。
もちろん消費者側にとっても、未知の美味しい豆を発掘できる好機です。
もともと『カップ・オブ・エクセレンス』は買い手と生産者をマッチングさせるという目的があり、自分のコーヒーの価値や売り先がわからない生産者と、常に美味しいコーヒーを探している消費国のバイヤーたちを結ぶ役割を担っています。
最後に・・
毎年どんな豆が選ばれるか楽しみなCOEですが、今年度は残念ながらコロナの影響があり、メキシコとホンジュラスでの開催中止が決まっており、他の大会もまだどうなるかわからないところはありますね。
美味しいコーヒーの称号であるCOE受賞豆、出会う機会があればぜひ飲んでみてくださいね。