【宮島パワースポット】世界遺産・弥山をハイキング!山と海が織りなす絶景が素晴らしい!
宮島には、厳島神社だけではなく、もう一つの世界遺産・弥山があります。
厳島神社を参拝したら、ぜひ、弥山へ登ってみましょう!
弥山とは?
標高約535mの宮島の主峰。
806年に弘法大師が開山して以来、山岳信仰の霊峰として崇められてきました。
厳島神社の神域とされ、手つかずの自然が残っており、《弥山原始林》として、天然記念物、特別保護区、世界遺産になっています。
原始林や奇岩怪石、由緒ある史跡、七不思議などなど、見どころがいっぱい。
近年では、パワースポット✨として注目を集めています。
アクセス
弥山ハイキングには、主に3つのパターンがあります。
初級コース:宮島ロープウェイで獅子岩駅まで
まず、宮島桟橋から徒歩30分ほどの宮島ロープウェイ・紅葉谷駅🚡へ。
紅葉谷駅から獅子岩駅までロープェウイに乗り、降りてすぐの獅子岩展望台からの絶景を楽しむ“一番お手軽なコース”。
中級コース:獅子岩駅から弥山山頂へ
宮島ロープウェイ🚡で獅子岩駅まで行き、獅子岩駅から約30分歩いて、弥山山頂まで向かう“標準コース”。
上級コース:麓から弥山山頂まで登山
体力に自信のある方におすすめなのが、ロープウェイを使わずに、麓から歩いて弥山山頂まで向かう“登山コース⛰”。
整備されたトレッキングコースが『紅葉谷コース』『大聖院コース』『大元コース』の3つあります。
ロープウェイ🚡に乗るもよし、登山⛰するもよし!
体力と相談しながら自分なりの散策を楽しみましょう♪
弥山をハイキング
紅葉谷公園へ
宮島桟橋を出発💨
宮島ロープウェイ🚡の紅葉谷駅がある紅葉谷公園へと、ゆるやかな山道を登っていきます。
昔からほとんど人の手が加わることがなかったため、本土と比べ自然度の高い植生が残されているという弥山。新緑の中を歩くのは気持ちがいいですね♪
ふと空を見上げれば、野生のヤマフジが咲いていました。
<ロープウェイ方面>の表示があり、道なりに進んでいったものの、途中から「う~ん、こっちであっているのか?」と不安になってきてしまいました。(方向音痴💦)
ちょうど、坂道の上にお茶屋さんを発見!
「ロープウェイってこっちであっていますか~?」と下から呼びかけると
「上にいらっしゃい!お茶飲んでいったら教えてあげるから。」とのこと。
なかなか押しの強いおかみさんです(笑)。
まあ、暑いし、のども渇いたし、お茶を飲んでいくか~、と階段を上っていきます。
すると、すごい絶景!!
山の上から大鳥居が見えました。
こちらの平松茶屋さんで一服🍵していくことに。
他に数組のお客さんがいましたが、下の参道の混雑具合を考えると、絶景スポットのわりには空いていて、落ち着いた空間でした 。
外にテーブルと椅子がいくつか並んでいて、景色を見おろしながら、ゆったりとくつろげます(´▽`)。
「何を飲もうかな~?」とメニューを見ていると「抹茶が名物だから!」とすすめられ、抹茶セットを注文。やっぱりグイグイ系のおかみさんです(笑)。
冷たい抹茶ともみじ饅頭のセットで650円。
コーヒーなど他にもメニューはありましたが、おかみさんの押しによってか、他のテーブルも大体抹茶セットでした(笑)。
ふぅ~。。思いがけず、まったりと絶景を堪能できました(´▽`) 。
ついでにお手洗いを借りようとしたところ、「うち、水洗じゃないけど大丈夫?」と、おかみさん。
なんと、今時珍しいですね!さすがは人里離れた山の茶屋だなあ、と変に感心。
大丈夫じゃないので辞退しました(笑)。
おかみさんのグイグイな感じ(笑)は、人によっては、商売っ気が強めな感じがして、苦手に思う人もいそうかな、という気もしましたが、個人的には大丈夫でした。
あ、道は合っていました!よかった~(*^▽^*)。
のどを潤したのち、紅葉谷公園に到着!鹿たちがくつろいでいました💤。
きっと、秋には紅葉🍁がきれいなんだろうなあ~。
公園内にあるロープウェイ乗り場へ向かいます。
ロープウェイに乗ろう!
さすがは連休中!ロープウェイに乗るのに1時間待ちでしたΣ( ̄ロ ̄lll)。
でも午前中だったので、これでもいい方らしいです。
午後はもっと大変なことになるらしいので、混む時期にお越しの際には、早めの時間に行かれた方がいいですね。
料金は、
往復 大人:1800円、小人:900円
片道 大人:1000円、小人:500円 です。
やっと順番が来て、いざ、乗り場へ!
1分置きにやってくるロープウェイに、続々と乗り込みます!🚡
紅葉谷駅から榧谷駅へ
一本で行けるのかと思っていましたが、紅葉谷駅から榧谷駅で一度下車して、別のロープウェイに乗り換えます。
榧谷駅までは、10分程度とけっこう長めの乗車でした。
まあ、長く感じたのには、ちょっと事情がありまして、、。
定員8人で、相席だったのですが、ちょうど一番前の席に座ったカップルの女の子の方が、乗った途端に「わたし、高いところ、苦手なんだった!怖い!」と言い出しまして、彼女が10分間ずーっと「揺れる、怖い、無理!!」と言い続けていたため、後ろの席は大変微妙な雰囲気になっていました・・・(-_-;)。
それまで、高いとか怖いとか、まったく意識していなかったのに、シーンとする車内に彼女の声が響き続け、否が応でも、気にせざるを得ない感じになってしまい。。
事前に10分間乗ることを把握していなかったため、「まだ着かないのかなあ、この車内の感じはシンドイ~。」と、すごく長く感じてしまいました( 一一)。
というか、ロープウェイって空中を移動する乗り物なのですが・・・(>_<)。
高いのは、当たり前なのですが・・・(>_<)。
「高いところが苦手なら、1時間も待ってまで、なぜ乗った!?」
「待ち時間の間に、気付かなかったのかあ!?」
と、乗客一同、つっこみたくて仕方なかったことでしょう。
しかし、一番前の席の彼らは、後ろの座席の人々の微妙な空気と視線には気付かなかったことでしょう。。
榧谷駅から獅子岩駅へ
「もしかして、乗り換えでまた待つのかなあ。」と思いましたが、杞憂でした。
ほとんど待ち時間なく、獅子岩駅へのロープウェイに乗車できました!
今度は、30人が定員の大きめの車両で、横向きに移動していきます。
先ほどのロープウェイよりも景色がよく、楽しい空の旅でした。
4分程度で到着。こちらのロープウェイの時間が長かったらよかったのになあ(>_<)。
獅子岩展望台で絶景を見よう!
獅子岩駅すぐのところに獅子岩展望台があります。こちらは、突端にある獅子岩。
大黒神島、大奈佐美島、能美島、江田島など、8つの島々と四国、対岸の広島市の眺望が楽しめます。
よく晴れていたので、青々とした山と水面が光る海のコントラストが見事でした!
まさに絶景~!!
海に浮かぶマカロンのよう。
小黒神島という無人島です。瀬戸内海ってこんなに美しいんですね。
瀬戸内海の多島美を堪能しました。
弥山の七不思議
神の宿る霊峰・弥山には、昔から七つの不思議な言い伝えがあります。
ここで、弥山の七不思議をご紹介します。
一. きえずの火
弘法大師が修行の際に焚かれてから、今日まで1200年間燃え続ける霊火。
この火で沸かした霊水は万病に効くという。
広島市の平和記念公園の「平和の灯火」の元火。
二. 錫杖の梅
弥山本堂横の八重の紅梅。
弘法大師が立てかけた錫杖が、梅の木になったという。
三. 曼荼羅岩
70畳分もの巨大な岩盤に30文字あまりの梵字やイラストが刻み込まれている。
現在は、立入禁止。
四. 干満岩
満潮時には岩穴から塩水があふれ、干潮時には乾くといわれる岩。
五. 拍子木の音
深夜2時を過ぎると、山頂からカチーン、カチーンと拍子木の音が聞こえてくるという。
六. しぐれ桜
晴天の日でも雨が降ったよう露が落ち、地面は通り雨が過ぎ去ったように濡れる不思議な桜。伐採の為、現在は見ることができない。
七. 龍燈の杉
旧正月初旬の夜になると宮島周辺の海面に現れる謎の灯りが、この杉から最もよく見えたという。現在は枯れてしまい、見ることができない。
以上が弥山の七不思議です。
残念ながら現在は見られないものもありますが、古くから信仰されてきた霊山ならではですよね。
弥山は本当に見事な絶景で、素晴らしかったです!